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願いの形と叶える形。

もし、どんな願いでも叶うのなら何を願いますか?

これは漫画や映画、純文学とかでも時折出てくる”テーマ”だと思います。

そしてその都度、見る人、登場人物、作者の人間性を垣間見ることの出来るテーマだと思います。
昨今の知る人の多いものだと「化物語」ですかね。そう。”猿の手”、”レイニーデビル”の話が印象的ですね。

「”猿の手”はどんな願いでも3つ叶えてくれる」
あるとき、私は徒競走で1番になりたかった。だから”それ”を願った。
徒競走の自分以外の出場者で自分よりも早かった人はみんな”不慮の事故で棄権”した。

他にも集英社のメジャー少年誌で掲載していた「アウターゾーン」の「幸運の腕輪」だったかな?
「持ち主を幸せにしてくれる腕輪」の話がありました。あれは好かったですね。
”富”を願えば、自分以外の人が皆一様に”貧しくなる”そういうアイテムでした。
テストで”高得点”を願えば”自分は普段どおりだが周りの成績が落ちる”という叶え方。

一応、今回で最後です。「鬼うた。」

姫歌√はそういう感じで”願い”に関しての話でした。
神社のお祭でのライブ以降、”願いを叶えてくれる鬼姫”の話が出回ってしまう。

隣人の。近しい人の、ささやかな幸せを願う人はまだ好い。

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自身の”幸せ”が”他人の不幸”でしか成り立たないと思っている。そう思わざるを得ないところまで追い詰められてしまった人に、そういう”噂”は・・・。






別に、そういう”追い詰められた者”がそのままでいいとは思わないし、「自力でどーにかせーや」とも思わないです。そういうのってきっと本人にしか分かりえない辛さがあるんですしね。
怨み辛みもあるでしょうよ。憎かろうよ。

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でも、”死”を望んじゃまずかろうよ。
人の願いは”善意”や”好意”に支えられているべきだとは思いますが、現実は”悪意”や”欲望”で・・・ってのが大半でしょうね。

映画「ブルースオールマイティー」みたいな”願い”はレアケースです。

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”悪意”や”欲望”にまみれた願いを否応無く受信してしまう。
”願いを叶えてくれる存在”として認識されてしまっていることで、より”そういうもの”としての能力が際立っていく姫歌は追い詰められていく。

姫歌の身を案じたアキトは・・・。

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結構、ハードな内容でした。
このシナリオライターは人の心の抉り方を心得ていますね。
”悲しい話”や”人の心を追い込む話”、”報われない話”そういうのをよくもまぁこうやって捻り込んでくるもんだ。って感じです。
特に序盤、エロを交えつつ「小春vs姫歌、時々綾子がちょっかい」という”三角関係プチ修羅場系ドタバタラブコメ”という雰囲気で場合によっては「ハーレムルートもあるかも!?」と思わせつつの欝展開ですからね。
作為的にもほどがある。
実際、冗談を交えた”血飛沫”は最初の踏みつけくらいでした。あとは欝る血飛沫だけです。

では、まとめます。

ヒロインは全員黒髪。これはレアです。キャラ的に描き分けが難しいんですがそれも狙いの一つのようですね。教師、友人の男性キャラにボイスはあるんですが、物語的にやや重要なポジションのあるキャラが立ち絵、ボイス共に無しというのは少しいただけなかったです。いっそ、鑑教諭と同じでも好かったんじゃ・・・?
シナリオの欝度ですが、リトバスの双子√のそれクラスのパワーがありました。特に予備知識で「欝展開あるよ!」って知らないと相当にきついモノがあるんじゃないかと。
1000円で買えるってこと考慮すると3ヒロインで尺も悪くないですし、いい具合に欝ったりも出来るんで、それ系の属性がある人はいいと思います。
個人的な感想としては声優の手塚りょうこさんとRitaさんのちょっと本編とは関係ないとこの演技というか使い方、キャスティングがいい感じでした。

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こういうのとか。

これをRitaさんの可愛い系のボイスで「ふむ、しりとりか・・・わかった」→「ぷりん

この「ぷりん」がまた可愛い声で言うんですよね。こういうおバカ要素もなかなかいけましたよ。
FD「鬼まり。」に繋がるかどうかは別として、楽しめました。




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