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神(手塚 治氏)は夢オチを嫌った。

割と有名な話ですね。

漫画界に置ける「神様」的な存在、故手塚 治氏は夢オチを嫌ってたそうです。
そりゃそーでしょうよ。どんな伏線も展開も大風呂敷も全部無かった事に出来てしまうのだから、「作者の技量の無さを露呈してしまうオチ」といえなくもないのだから。

マンガのみならず、映画や物語にも暗黙として禁止事項にあたるようなオチはあると思うのですよ。

一部では「デビルマン」の原作ラストに使われたオチ通称「デビルマンエンド」というもの。登場人物、舞台、その他もろもろをまとめて滅ぼしたり爆破したりして終わらせる、ザックリ言うと「滅亡エンド」ですね。
ゾンビ系映画でシリーズ化、ナンバリングタイトルは5か6くらいまで出てる「バタリアン」の第一作目がコレに当たります。
ゾンビから逃げ惑う生存者達がなんとかかんとか州軍に救援要請と事態の説明をすると、事態を理解した州軍が救援施設を中心とした街丸ごとミサイル攻撃で要救助者ごと殲滅させる結末。これはもう映画開始15分で要救助連絡してもラスト5分前に要救助連絡しても何一つ変わらないw
ゾンビ系映画からもう一つ。「俺の達の戦いはまだ終わらないエンド」ですね。
ゾンビやモンスターから一時的に安全な場所に避難して、脱出計画を練る。そしてゾンビやモンスターが居ない土地へ逃げて平和に暮らそうぜ的な流れで脱出。しかし逃げた先もゾンビに汚染されていて、結局「まだまだ俺達の戦いは続く・・・っ!」みたいなやつです。名作ですが「ドーン オブ ザ デッド」「ゾンビランド」なんかもコレに該当していたりします。

何が言いたいかというと!「オチは大事である」ということ。

巨匠スティーブンK氏の脚本もしばらく前に見た映画「ドリームキャッチャー」なんかはヒドかったw

なにはともあれ、お疲れ様でした。

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中略

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そうですね。終わりました「腐り姫」。

オチが少し・・・そう、少しだけ残念でした。

アレだけ仕上がり上々な途中経過に対して、オチに外的要因を持ってこられると少し反応に困るというか、少し萎えます。
「スティーブンK」「ドリームキャッチャー」である程度は理解してもらえると助かります。もう一つヒントを上げると「サイン」メル・ギブソン主演の映画なんかもそうですね。
オレはホラーや伝記、伝承系でこのオチを持ち込まれるのは好きではありませんし。
「リトルバスターズ(EX)」や「美少女万華鏡 忘れな草と永遠の少女」のように内的要因のオチだったら・・・と悔やまれます。
特に回想シーンタイトルに「リフレイン」があるにも関わらず外的要因オチとは・・・。ヽ(;´Д`)ノ



「腐り姫」の仕様で「幕間劇」なるものがありますが、ゲームの空気を著しく損なう恐れがあるので・・・というのがあります。
今回はそれを少し。

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日本人の90%以上がまず知ってるであろう国民的バラエティー番組を大量にパクった幕間劇w
しかも、ゲーム内の曇天のような重苦しい空気はガン無視のライトなノリで、ネタの一部にだけアテレコしてあったりと、かなり多方面に挑戦的だったりしますw

内容的には作中と無関係ではないのですが、ホントに空気読まないテンションなんで、3EDで分岐が序盤からある仕様の「腐り姫」では1周はナシで2周目から見るのがいいかも知れませんね。


後は完全攻略後のオマケシナリオ

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作中に出てこなくても大勢に影響のない都会の刑事 清香さんを主役としたショートストーリー。

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ほとんど原作無視。しいて言うならキャラ同士の交流の形だけが微妙に生き残ってるだけ。
ヒドいのは作中では清香は立ち絵なしボイスなしなのだけど、「全裸ファイト」では全裸立ち絵しかないですwww

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懐かしいな!スケ番デカかw
ちなみにこのあと、この人は堂々と「女子高生」を名乗った罪で「ソフ倫の神様」に怒られますw

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ところどころしか台詞入ってない上に主人公は基本ボイスナシが多い、この手のゲームでテキストだけだからって原作破壊するようなことをさらりと言わせちゃ・・・まぁ面白いですが。

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個人的にはジュンはもっとフューチャーされてても良かったような気がします。
芳野母さんくらいには色々あっても・・・。芳野さんと実際に出番やシーン数的には大差ないんだろうけど、芳野さん濃かったからインパクトあったんだろうなぁ。




そんなワケで「伝説級」と呼べる?古き名作「腐り姫」面白かったです。
やはり不便さは少々あったけど、それを補える整っていない魅力はあったと思うし。

2002年/2/8に。

このゲームに出会った人は幸運だったのか不運だったのか。

2013年現在、初の「腐り姫」プレイ。

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以前チョロッと書いた「メガストア」の付録です。
日本でメジャーな通販サイトBig3の一角「Amazon」で調べてみたところ、まだ「腐り姫付録号」の在庫はあるようです。

まず、最初に。「2002年2月」発売のゲームということで今から「11年以上前」のゲームになります。
「古いゲーム」というのは「昨今のゲーム」と比較すると、画面サイズやシステム面、モノによってはボイスの有無だったり、一目で分かる違いと言えば「CGのクオリティ」なんかも大きな差異があると思います。
少なくとも11年という期間で「サブカル」カテゴリに属している「趣味」のモノであるゲームにも技術的進歩は大きく、無視できない部分は多いと思います。
何よりも「古い名作」でシステム面の不備で苦い思いをした人もいるかとは思いますが、「腐り姫」の2002年オリジナル版から後にDL販売版で何かしらの改変があったのか、不便さは感じていません。

最初、「非アクティブ時の動作なし」はヽ(;´Д`)ノ←こんな感じでしたが、開始してそれほどせずに引き込まれてしまい、むしろ非アクティブ時に動く仕様で「ながらプレイ」していたらそっちの方が悔やまれるほど濃密な内容だと感じました。
「クロスチャンネル」「七つの不思議の終わるとき」そういう独特の雰囲気があったり少し不思議な・・・、伝記的な要素が肌に合いそうな人は同じように引き込まれると思います。

とりあえず公式サイトから「あらすじ」を。

父親と妹が怪死を遂げ、記憶喪失となった主人公は、義母に連れられ、故郷の町へと戻る。そこで主人公は蔵女(くらめ)と呼ばれる、深紅の着物の少女と出逢う。

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少女は自分の妹に瓜二つだった。

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取り巻く家族や友人たちは、うわべでは彼の回復を望みながらも、罪の意識を心に潜ませている。蔵女はそんな人々の隙に取り入り、甘美な肉欲と狂気を与え、身も心も崩壊させていく。

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記憶と現実の境界が揺らぎ、喪失感と、蘇る恐怖との狭間に葛藤しながら、やがて全ての記憶を取り戻し、赤い雪が降り積もるなか、世界が死の静寂に包まれるまでの4日間。





という感じ。

「不可思議な既視感」「幾度となく続く4日間」「謎の少女、蔵女」「とうかんしきに根付く「腐り姫」の物語」「鼻を突く甘い爛れた匂い」「断片的に蘇る記憶」

ボイスは要所要所を押さえる形でしか入れられてなく、立ち絵を常用する一般的なゲーム構成と異なり背景に専用の描写を加える演出。独特の雰囲気とそれを強く印象付けるような音楽。BGVにも似たループ音声や独特の音量で表現される演出。

感じたままに言うなら「凄く迫るモノを感じるゲーム」だと思いました。
確かに最近のゲームからみるとCGのクオリティは低いのかも知れませんが「整ってないからこそ現れてくるモノ」もあると思います。
シナリオ的には「何度も4日間を繰り返す」というループモノ考察系になるんでしょうが、ループ系は長くなりがちだったりダレる要素も多かったりしますが、不思議と「長い」という印象はあまりないです。
ところどころ、確かに長いと感じる時もありますが「4日間」の密度と緩急、シナリオ自体の基本の構成姿勢とかが「重複」を上手く避けてるのが理由なのかな?と思います。

考察系なので大まかな紹介だけで済ませる方向で、あと1,2回で・・・。出来れば「Amazon」の在庫がある内に書いてしまいたいと思います。

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