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なぜ、この作品はKOTYeにエントリーしていないのか?

「ブリュパン」では立ち絵の枚数を極端に減らし、会話にも「・・・」を多用することで”尺”を稼ぎつつ声優費を掛けないようにするという技を見せてエントリーしました。

「銃騎士」は今や一定の価値を持つゲームですが、保障の時期や内容次第では次点クラスは十分にありえた作品ですが、製作チームの解散と保証体勢を引き継いだメーカーさんが「中古or新品を問わず”銃騎士”の製品を郵送することで新作と交換」によって価値を持ち直しました。

「ギャングスタ・アルカディア」ではCGの作り込み不足やシナリオの中空感などがあり、エントリーしました。これに関しては前身である「ギャングスタ・アルカディア」の段階から個人的に不安は感じてました。一部のキャラのルートで少し・・・雑さがありましたしね。




これらは基本的にエントリー理由に「フルプライスのCG枚数じゃあねぇぞ!」ってのがあります。

「シオリノコトハ」がなぜあの仕様でエントリーされなかったのか?ちょっと気になります。
CG枚数の基準って俺は正直よく分かりませんエロゲ100本近くやっているのになぁ。
でも、クロックアップさんのゲームやってると「差分って結局、汁の分でしょ?そんなに枚数必要なのかねwww」とか思ってた頃が恥ずかしいです。

「 差 分 は 大 事 で す ! 」

余談ですが、”最高の差分枚数”を持つゲームは俺の知る限りではサイクさんの「駄作」ではないかと思います。4人ヒロイン+主人公の屋上での昼食シーンの”差分100枚超”は正直、すげぇと思います。


さて、本題いきますか。


「シオリノコトハ」の”CG差分”はその多く(8割以上)が「1/1」である。

この意味が分かるだろうか?過去、当初予定した”尺”よりも短くせざるを得ないで発売された「パジャマさんこんにちわ」で製作の順序の問題で「当初の尺より短い仕様」に対して「当初の尺用のCG枚数」が用意されてしまっていて、CGの大盤振る舞いをありました。
「シオリノコトハ」でも似たような印象があります。




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殺人の真相、物語の背景、主人公とシオリと登場人物の人間模様。
それなりにちゃんと考えられています。ただ、スタート地点とゴール地点だけは”ある”と言うだけで”ガチンコ”で作りこまれた”サスペンス”や”ミステリー”に対して余りにもお粗末な作りではあります・・・が、それなりには楽しめます。
誰のセンスか分かりませんが(このスワン系列の製作スタッフは誰も信用しづらいw)作中の真相に迫る”ヒント”にあたる演出はちょいちょい”好い感じ”なんですよね。

まぁ購入価格1000円以上ってことで”★”つけてないですけど、セールだとちょいちょい1000円切ってます。あと、普通に買っても1500円までは行きません。

それを鑑みれば・・・。。。

いや、しかしこれは・・・。

* CG差分、ほぼなし

* 不快キャラ多数

* スワン系列の強み、アニメーションのほぼ撤廃

* エロシーン数減少(短めなのは変わらず)

* 男性キャラ声なし、立ち絵なし

と、KOTYeエントリークラスで昨今のプレイ傾向で言うと「クオリアフォーダンス」のそれに近い禍々しさがあります。

ただ、一点。評価すべき点があるとすれば「エロゲ史でも稀に見る凄惨な処女喪失シーン」があるってことですかね。あくまで私見ですけど。
”一番”って言わないのは”私見”ってのもありますが物語の背景がある程度”仕事”しているのもあるんですよね。
* 閉鎖空間でのストレスで正常な判断を失いつつあった
* 自己中心的な行動原理を元々持ち合わせていた
* バカであるが故に口車にあっさり乗って凶行に走ってしまった
そんな背景ですね。・・・で、問題の場面ですが。



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こ れ は ヒ ド い 。

さて、最後にまとめときます。

「封鎖された図書館でのミステリー殺人モノ」ってことなんですが、キャラクターの設定が結構不快って人が多いようです。物語自体の作りこみは”ミステリー”や”サスペンス”という枠に収まっては居ますが粗もそれなりにあります。ただ、一部のキャラは評価出来る点もありました。具体的には↓

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シオリ用の入荷待ちのおクスリを届けにきた看護師 章子さん。
年末年始のお休みを「ドラマDVDをガッツリ観て過ごす」という少し寂しい過ごし方の予定だったお嬢さん。ちょっとオツム緩めかな?と思ったけど、意外と聡い。見るべき点はちゃんと見てるし看護師って立ち位置からはなかなか出来なさそうな”思い切った行動”に出る場面もあります。

この人は結構、好かったです。

システム面では”スワン系列”ってことでお察し。立ち絵の”アクション”を売りにしている部分もあったようですが”シオリ限定”で動きも・・・ってことで普通にエロシーンの一部にアニメ持ち込む方がよかったと思います。
主人公の下衆化に関してもそうなんですが”ミステリー”の類で主人公が”脳筋系男子”であるという点や”先天的に運動が得意”であること、”鍛えてもいないのに美しい筋肉”がついていることなど、およそ似つかわしくないキャスティングです。


一応、批評空間では”40点”という不名誉極まりない点数ですが、総合評価として40点です。評価には最低限”シナリオ”や”CG”、”音楽”に”システム”などの複数の要素の結果の点数です。個人的には”60点”・・・・は少し甘めかな・・・?って気はしますが、仮に500円くらいで買えるならそれもありだろう。そういう感じです。

メーカー希望小売価格は9504円(製品版) 6800円(DL版)

なんですよねー。
「修羅の国」って言われる所以、最近骨身に沁みて来ました。まぁ辞めませんけどね。

個人的な”オススメ度”としては○○○○円で送料無料!みたいな通販での価格調整で買うくらいでいいと思います。
声優もこれといった代表作がないって声優さん(素人?新人?)な感じなんで、シナリオ、原画、声優、メーカー、特殊システム(アニメ)、プレイ環境(システム面)でどれをとっても大きな目玉がないのですよね。だからまぁ、ホント暇な人は・・・。
このレベルでKOTYeのエントリーしてないってのを体感するのはいいと思いますよ。

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