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”やさしさの理由”

・・・って、考えると少し悲しい気持ちになります。

ある種の哲学のような・・・、そんなものがあるんだと感じます。なんの見返りもない”優しさ”ってのはあるんでしょうか?

そんな気持ちになるゲーム。「待雪の花」です。

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中でも、この人の”優しさ”は胸が苦しくなってしまいます。







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何かと主人公を気に掛けてくれる竜次の情婦 翔子さん。
主人公の見た目ではなく”名前”を知って以降、いやに優しく距離を詰めた付き合いをしようとしてくる。
それでも、よほど嫌われることを恐れているのか、強引な感じではない。だけど、的確に主人公の疲弊し始めた心に付け入るように、接してくる。

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乱暴ではあるが竜次との性交に不満があるわけでもない翔子。その彼女がなぜ、主人公にこうまで迫るのか?

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「私が悪いの」
「私がそうでいいと思っているの。望んでいることなの」
「和志君(主人公)が気持ち良いと思ってくれるならそれでいいの」

「寝取ってやったぜ!ひゃっはー☆」とか最初思ってましたが、色々と話を聞いていて胸が痛くなってきます。
話す内容が”そう”というのではないのですよ。”翔子さん”という女性の”在り様”って言うんですか?考え方というか、うーん。やはり”在り様”なんですかね。

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この人、翔子さんは”優しく接したい相手”に対しての接し方が”SEX”でしかわからない。そうすることで”相手の欲求”に応えることしか”出来ることが分からない”そういう人なんですよね。
いくつの時から”そういう生活”をしてきたのか?そうなってしまった経緯は?”誰”がそんな人にしてしまったのか?そういう風に考えると少し、苦しくなります。
今でこそ、こういった人は”メンヘラ”とか言うんですか?ある種、”性行為に逃げる人”のような印象の多いタイプですが、本質的にはそうすること意外に”良い方法”が分からないって感じですかね。結構、切ないです。

いつしか、主人公も背景的な部分を聞いてもそれを深い部分で理解することはなく、翔子さんの与えてくれる”気楽さ”に溺れていきます。
「翔子さんと過ごせば気持ち良い」「暖かい」「しんどいことから一時的にでも気持ちの良い現実に変わる」「甘えることが出来る」

うん。主人公は未成年で本来は学生であるはずの歳なんですよね。だからそういう”現実”が身近にあれば、そこに逃げたいと思うことは・・・、仕方ないんですかね。

結果的に待ってるのは・・・。まぁ「楽を選ぶ」ってことは「しんどいことを後送りにしてる」ってだけなんですよね。

それが”自分のこと”ならまだ良いんですけどね。



このゲームは、発売前の製作者インタビューでも告知されている通り”妹が死ぬ√”はあります。・・・ってことです。

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