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罪に対して”贖い”を本当に科すのは自分自身。
国によって、地域によって”ルール”は大なり小なり違います。
「タバコ（等の小さなゴミ）のポイ捨て」に関して言えば、都心部を始めとした一部地域で禁煙を強く呼びかけ、街の美観を保とうとする地域では罰金や罰則があったりもします。
逆に一部を除いた多くの土地では未だ明確な罰則が明らかになっていなかったり、住民に浸透していなかったりします。
異国のシンガポールでは逆に”ゴミの投棄”に関しては重罪として扱われます。
それらは「知らなかった」では済まされないモノ。済まされてしまうモノ。とまちまちですが、”罪”が白日の下に発覚しなかったからといって”無かったこと”にはならない。そして”罪悪感”は各々に委ねられるものだと思います。
勇気を出して、想いを伝えた由貴。華愛美に自分の異常を見せ、理解を求めた由貴。
受け入れられたことで由貴は救われて、幸せを感じることが出来た。そんな華愛美との日々で感じる”由貴の幸せ”と”華愛美の幸せ”の・・・言うなれば”答え合わせ”。
”幸せ”ではあったようです。でも、それは”許されてはいない”ようです。
時々、思うのですがね。人は自分に都合の好いものを数える道具は作るんですけど、自分に都合の悪いものを数える道具って作りませんよね。宗教だと”キリスト教”を始めとした宗教で使う”ロザリオ”は”玉繰って願いの数を数える道具”です。ですが、”罪を数える道具”というのはないんですよね。しかも、罪は認めて贖おうと努力したり告白すれば”基本的に赦される”と言うモノが多いように感じます。
自分に厳しく在るってのは難しいのです。
.
以前、華愛美が通っていた女子校で華愛美は人気者だった。優れた容姿。高い学力と運動神経。人の輪の中心に居るのに必要な資質の多くを持ち合わせ、結果として本人の意思とは無関係に多くの人に影響を与え易い存在であった。
そんな”華愛美さん”と一緒であればどんなことにも”正当性”があるように感じられる。そういう部分に寄り添う人種も居て、そうすることで”他者への暴力”の正当性や遊戯性、そういうものを得ていた。
「それが”いじめ”だと知らなかった」
「遊びの一種。ゲームのようなものだと言われてソレを信じた」
「嫌がっているように見せている。これはそういうモノなのだと言われた」
・・・で、人にボールを投げつける”遊び”をできるだろうか？”１５６００点”は少なくとも、用意に取れるような点数ではないと思います。
このとき、”罪”に未だ気付けず。数日後に華愛美がしてきていたこと。薦められてやってきた”遊び”がなんなのかを知る。どういう結果を招いていたのかを知る。
以降、華愛美は”幸せ”に対しての憧れを持ちつつも、望みつつも、得てしまえば”支払うべき対価”であるとも考えるようになっていた。
望むのは”痛み”や”苦しみ”、”羞恥”。”人としての尊厳を踏み躙られるような行為”を求める。そして一つ乗り越えて”赦される”気になることで”幸福感”を感じられるようになる。
恋人の望むことをしてあげたい由貴。
これは本当に”幸せに向かう行為”なんだろうか？
って感じでした。なかなかこれもハードでした。
打撃、青あざ、刺傷、出血、電撃等々の基本的な暴力系は一応、一揃い。問題は食糞があったことですかね。あれは割と人を選ぶし、あるとそれだけで嫌悪する人もいそうなので要注意。
・・・ってことで。
「タバコ（等の小さなゴミ）のポイ捨て」に関して言えば、都心部を始めとした一部地域で禁煙を強く呼びかけ、街の美観を保とうとする地域では罰金や罰則があったりもします。
逆に一部を除いた多くの土地では未だ明確な罰則が明らかになっていなかったり、住民に浸透していなかったりします。
異国のシンガポールでは逆に”ゴミの投棄”に関しては重罪として扱われます。
それらは「知らなかった」では済まされないモノ。済まされてしまうモノ。とまちまちですが、”罪”が白日の下に発覚しなかったからといって”無かったこと”にはならない。そして”罪悪感”は各々に委ねられるものだと思います。
勇気を出して、想いを伝えた由貴。華愛美に自分の異常を見せ、理解を求めた由貴。
受け入れられたことで由貴は救われて、幸せを感じることが出来た。そんな華愛美との日々で感じる”由貴の幸せ”と”華愛美の幸せ”の・・・言うなれば”答え合わせ”。
”幸せ”ではあったようです。でも、それは”許されてはいない”ようです。
時々、思うのですがね。人は自分に都合の好いものを数える道具は作るんですけど、自分に都合の悪いものを数える道具って作りませんよね。宗教だと”キリスト教”を始めとした宗教で使う”ロザリオ”は”玉繰って願いの数を数える道具”です。ですが、”罪を数える道具”というのはないんですよね。しかも、罪は認めて贖おうと努力したり告白すれば”基本的に赦される”と言うモノが多いように感じます。
自分に厳しく在るってのは難しいのです。
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以前、華愛美が通っていた女子校で華愛美は人気者だった。優れた容姿。高い学力と運動神経。人の輪の中心に居るのに必要な資質の多くを持ち合わせ、結果として本人の意思とは無関係に多くの人に影響を与え易い存在であった。
そんな”華愛美さん”と一緒であればどんなことにも”正当性”があるように感じられる。そういう部分に寄り添う人種も居て、そうすることで”他者への暴力”の正当性や遊戯性、そういうものを得ていた。
「それが”いじめ”だと知らなかった」
「遊びの一種。ゲームのようなものだと言われてソレを信じた」
「嫌がっているように見せている。これはそういうモノなのだと言われた」
・・・で、人にボールを投げつける”遊び”をできるだろうか？”１５６００点”は少なくとも、用意に取れるような点数ではないと思います。
このとき、”罪”に未だ気付けず。数日後に華愛美がしてきていたこと。薦められてやってきた”遊び”がなんなのかを知る。どういう結果を招いていたのかを知る。
以降、華愛美は”幸せ”に対しての憧れを持ちつつも、望みつつも、得てしまえば”支払うべき対価”であるとも考えるようになっていた。
望むのは”痛み”や”苦しみ”、”羞恥”。”人としての尊厳を踏み躙られるような行為”を求める。そして一つ乗り越えて”赦される”気になることで”幸福感”を感じられるようになる。
恋人の望むことをしてあげたい由貴。
これは本当に”幸せに向かう行為”なんだろうか？
って感じでした。なかなかこれもハードでした。
打撃、青あざ、刺傷、出血、電撃等々の基本的な暴力系は一応、一揃い。問題は食糞があったことですかね。あれは割と人を選ぶし、あるとそれだけで嫌悪する人もいそうなので要注意。
・・・ってことで。
