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始まる感染拡大とシンクロニシティ。

避難地で気を付けるべきは感染の拡大。何らかの事情で病気が発生、蔓延するようなことになれば「人類最少最強の敵」であるインフルエンザで数百名のキャンプが全滅、壊滅的被害を受けることもある。

特に「避難所」と言うくくりを省いても、かつて猛威を振るった「スペイン風邪」のようなケースもありますしね。

しかし「感染拡大」していくのは病魔だけではなく、「シンクロニシティ(共時性)」もあるのだろうけど、極限状態に置かれた人々に「狂気」に走る者も出てきて、そしてその「狂気」も感染していく。



大きな災害で避難生活を強いられる人々。司を始めとする教会に集まった6人が避難所である学校へ合流するまで他の生存者にも行きあってはいた。

あるものは人生の意味を見失い、行くあてもなく崩壊した街を彷徨い進む。
ある者たちは暴徒とかした人々から逃れ、その狂気に当てられて少人数のコロニーで細々と生き延びようとしていた。

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本来、暴徒鎮圧であったり、要救助者の救助活動、避難所の運営補助を役割とするべき警官達も多くの暴徒から逃れ、被災以前の職務に当たる際の地位、装備を用いて狂気の宴に興じて余生を過ごそうとしていた。

生存者の中でも自分たちに取って利用価値のある女性の生存者を保護と称して連れ込み、利用価値が弱くなると残酷な手段で殺害。その事後はサバトのソレと見紛う惨状だった。

勿論、その事実を知った者は殺すか、捉えて殺すか。



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本来、率先して非難作業を幇助していくはずの警察官が凶行に走っていた以上、一般の生存者の中にも狂気は広がっていて、病院を強襲して物資を盗み、身動きの出来ない者に暴力を振るって回り、若い女性の生存者を見つけては攫う。

中には運よく救えるケースもありはしたが、被災地各所でそういうことはいつでも起こりえる状態にまでなってしまっていた。

司たちが身を寄せていた病院と近接した避難所にもそういった襲撃者が現れ、被害が出た。
二度と被害がでないように襲撃者を追跡、出来れば二度と避難所に近寄らないように追い払うか、捕縛、最悪のケースも考え、少数名が襲撃者のアジトを突き止めた。

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田能村と鍬形の2人がアジトに付いた時には手遅れとも取れ、命だけはまだ助けられる段階で発見できたか、正常な判断では凡そ想像もできないような状況になっていた。

田能村はアジトの裏からの襲撃を考え、正面を鍬形に任せて単独行動を開始する。

家が武道の家柄で子供の頃から武道を嗜んできていた田能村はインドア派の鍬形には頼もしかったし、田能村の案は自分たちの安全を確保する上でも当然の事にも思えた。それでも一人で惨状を見続け、そして他の被害者の亡骸を見て、今現在も脅威に晒され続けている女の子をなんとか救うことは出来ないだろうか?と思い始める。
ネトゲ三昧で好きな娘とは満足に話すことも出来ない奥手で引っ込み思案で人とのコミュニケーション能力も行動力も乏しかった鍬形だったが「自分しか今、あの娘を救えない」という使命感のようなものに突き動かされて・・・。

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「女の子を救う」その使命感が恐怖を麻痺させ罪悪感を麻痺させ、行為に及んでいる隙を付くように暴徒のアジトを強襲した。

子供時代から喧嘩もろくにしてこなかったであろう鍬形の勇気と遅れて駆けつけた田能村の活躍で死者を出すことなく襲撃者でもあった若者3人を無力化することに成功した。

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何よりも最悪の事態を鍬形自身の決断と行動で回避できたことがこの後の鍬形に大きな自身を与えることにも繋がった。

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個人的に好きなマンガの一つである「ハチワンダイバー」でも言われていた事だけど・・・。
「狂気の世界と普通の日常を隔ててるのは薄い薄い氷一枚。その氷はほんのふとしたことであっさり割れて、一度割れてしまった後はどうしたって堕ちてしまう」
そういうような内容の台詞がありました。

正月だからと着物を着て新年を過ごす避難所の一面もあれば・・・。

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暴力で人の尊厳を無視されて奪われて、命すらも危ぶまれた娘の壊れてしまった心のバランスに悩む人たちが居るのも同じ避難所。

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こんな状況の中でも心を通わせた男女もあって、心が荒むような状況でも優しくあろうとする司や田能村。

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それでも「暴力」から身を守るにはどうしても「力」が必要で、話し合いでは分かってもらえなかったり譲り合えない事があったり。
極限状態の正論はどんなに正しくても理想論。それは現実には通用しなくて、望まなくても暴力で解決しなくちゃいけないときもあって・・・。

「恋人や家族」と「外から奪いに来た人」とを秤にかけたらどっちを大事にするべきは分かりきってるし、自分もそうする。ソレは分かっていても見ていて辛いです。






今作はザッピングっていうんですか?登場人物それぞれの視点を物語の進行に合わせて変えていくシステムになっています。
特定の場合を除くと基本的に一本道で、ザッピングの対象もシナリオの進行で決まっています。
「エロゲ=美少女とキャッキャッウフフ☆するゲーム」だというのが最近増えているように感じます。そういうのも面白いと思いますが、この「SWAN SONG」はどちらかというと女性キャラの魅力よりも男性キャラの魅力っていうのが強く感じられました。


勿論、雲雀や柚香を始めとした女性陣もいいんですがね

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教会にいた男性3人。この3人がこの物語の「オデット」と「オディール」の役割を担っていると言えます。
タイトル的にも多少の繋がりがあるので、有名な演目から役名をお借りしましたが、やはり3人に対して役が2つというのは微妙ですねw

さて。

やってる時もそうでしたが、思い返してもキツいです。

サブタイを回収する意味でも上手いこと言おうとするならば・・・。



「ウツ(鬱&移)ルンデス」

オレは感受性とか強めっぽいんでこういうのはマジできついです。
そんなワケでゲーム自体の尺も短めなので次回でオシマイにします。次回はあったり行きます。

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