2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

女神異聞録 デビルサバイバー

前回はテーマ的に「被災」と「災害」が近しい印象だったものからサブタイを引用しました。
今回はシナリオの流れが一部似通ったものから引用してみます。

ちなみに自分がプレイしたのは無印版のほうです。アニメにもなったデビサバ2はやってません、あとアニメも見てません。

つか、ホントにデビサバの内容と似てるんですよね。どっちが上とか、どっちが先とかそういうのはナシで、どっちもシナリオ力は凄いです。



最後にデビサバの話入れてありますがネタバレを含みますので、これからデビサバ(OC)をやろうと言う人は見ないほうが楽しめると思います。


2013y09m25d_172042187_convert_20130926201343.jpg

クリスマスに被災してから年を越し、倒壊した店などから物資を補給し人間らしい食事と最低限の風雪を防げる環境。

2013y09m25d_174733484_convert_20130926201457.jpg

レクリエーションを交えていく心の余裕も出てきた。
それでも被災前と現在で環境はことなっていて、ソレに伴う問題は後を絶たない。

2013y09m25d_175019703_convert_20130926201631.jpg

食料も当然、有限であるしん燃料の問題もある。何よりも風雪は防げても打ち捨てられていた教会は本来の住居とするには不十分で体調を崩す者も出てきた。

メンバーは相談し探索した結果、災害で地形が変動して出来てしまった巨大な沼地を何らかの方法で越えて、その先にある学校を目指すことを計画する。

2013y09m25d_205701562_convert_20130926201716.jpg

沼地の先にあった街は教会付近のそれよりも高い建物が多かった分だけ凄惨さが増し、避難所になっているはずの学校への不安感も・・・。

2013y09m25d_231337125_convert_20130926202108.jpg

避難所となっている学校、近隣にある総合病院は辛うじてその機能を保っていて、その背景には元自衛隊員の飛騨さんが明るく振舞い有志による運営部を指揮。

2013y09m25d_230016203_convert_20130926201957.jpg

柿崎総合病院の柿崎医師も病院として満足に機能しなくなり限りある薬品や物資をどのように使用していくか、そのことに苦渋の決断を強いられていた。
「被災した環境でも生きられる可能性の高い者」を優先し、極力節約を心がける。そして、余命が残されていない重病患者や怪我人には残酷な決断をすることが必要であることをスタッフ達に説かざるをえなくなっていた。
柿崎医師自身も激務の中で栄養失調、過労により意識を失うほどの食事節制と過剰労働を繰り返す。

実際、この人の最初の印象はあまりよくないけれど、こういったケースでは運営に深く携わる者と医師は食事や静養は優先されるべきであると思うし、実際そうなんだと思うけれど、自身もギリギリまで切り詰めた上で苦渋の決断をしたこの人は魅力ある大人だと思えました。

2013y09m25d_224012390_convert_20130926201830.jpg

避難所は教会と大きな差はないような状況で、部分的なこと(食糧問題)に関しては6人に対して教会付近の物資を分け合えることはメリットでしたが、学校の付近には天然温泉やデパート、ギリギリまで切り詰められた対応しか出来なくなっているとは言え医療スタッフと衣料設備があること、何よりも他の被災者の中でも強盗も辞さないほど追い詰められた者に対して複数の男手で見張りが付けられること。どちらがよかったか?と問われると難しいところだけど、それでもこれまでの6人の教会生活よりも大きく人数を増やした大所帯の避難所生活は始まった。





さて、デビサバの話。

東京都渋谷区。主人公の従兄弟に集められた主人公を中心とした仲良し3人組は集められ、高い普及率を誇るコミュニケーションツール「COMP」を3人分託される。「COMP」を託されて間もなく異変は起こり、それまでの日々は唐突に崩壊する。
自身たちを「悪魔」と称する異形の存在が闊歩し人を襲う。そして東京都にある「山手線」は封鎖され、山手線の内側に「悪魔」とともに取り残される主人公達。
従兄弟に託された「COMP」に隠された既製品にはない機能「悪魔召還プログラム」を使い、悪魔から身を守り、秩序を失いつつある人々からも身を守り、山手線が封鎖された理由と悪魔が現れた理由を探っていく。

「SWAN SONG」と似ているのは被災を予期していた「新興宗教」の存在、秩序を失った人間の末路、暴徒と化した人々を見た正義感ある人間の行き過ぎた倫理観。

・・・といったとこでしょうか。

ここらへんはさすが「アトラス」って感じで神仏魔を扱ったシナリオ作りは凄いよかったです。

封鎖された山手線内を舞台にした「ベル」と名の付く特別なモノ同士の「ベルの王位争奪戦」
そして蘇るバベルの塔と王位争奪戦の勝者のみが立つことの出来るその頂、そしてそこに現れると言う神の存在。

歴史関係とかだと「バベルの塔」建造で神に近づこうとした人を神が裁き、それまで一つであった言語を7つに分けて同じことが起こらないように戒めた。
・・・というのがありますが、デビサバでは「インターネット」の存在が7つに分けられた言語を纏め上げる「一つの言語」として考えられていたり、「ベルの王位争奪戦」で参戦資格を持つものの中に「人間の参加枠」があり、「原罪の兄弟カインとアベル」の「アベル」を「ア・ベル」と解釈する大技もありましたw
何箇所か無理矢理感はありましたが、総合的にデビサバのシナリオも厚みがありました。それでもコンシューマ機の限界ですかね、暴徒表現や残酷表現の限界を感じてしまいますね。

最後に更に小さい文字でデビサバの超胴でもいい話。

バベルの塔は神に近づこうとしすぎたために神の怒りを買いましたが、そこらへんの研究者の一部では「バベルの塔」ではなく「バブイルの塔」が正式名称ではなかろうか?という考えもあります。
何が違うかと言うと、「神と同じ高みにまで上ろうとした」と「神により近い位置から祈りを捧げたかった」というような違いがあるそうです。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

D@ruma

Author:D@ruma
達磨のだるだるブログへお越しいただきありがとうございます。

「達磨の」と謳ってはいますが表記上は「D@ruma」でお願いします。
パッとしないブログではありますが、時々でも訪問いただければ嬉しいです。


気が向いたら「拍手」などお願いします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
来訪者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR