2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

悪因には悪果あるべし!害成す者は害されるべし!災い成す者は呪われるべし!

名作「装甲悪鬼 村正」より相州五郎入道 正宗さんの”シノギ”の行です。

名キャラでしたね、正宗。特に”ドリル”の件は良かったです。

まぁ”天罰覿面”ってのはある種の理想論です。「笑う門には福」とかある種の因果は廻る・・・。人に優しくすれば、誰かに優しくして貰える。誰かを虐げれば、いずれ自分が虐げられる側に・・・。それはある種の理想論。そういう感じです。

残念ながら世の中ってのはそう上手くは出来ていなく、力の強いモノや悪知恵のはたらく者は罪から逃れたりしています。

そういう虐げられた弱者の前に”使ってはいけない強力な武器”が現れたら、それを使わせないように説得することはできるだろうか?

2015y06m13d_071439039.jpg

2015y06m13d_200223540.jpg

2015y06m13d_194931803.jpg

「どんなに辛くても復讐や憎しみは何も生まない。前向きに生きていくべきだ」
と言えますか?

復讐業界のパイオニア”グリーンD刑務所”の女囚 エルメス・コステロ兄貴の名言をどうぞ。

「復讐」なんかをして、失った姉が戻るわけではないと知ったフウな事を言う者もいるだろう。
許すことが大切なんだという者もいる。

だが、自分の肉親をドブに捨てられて、その事を無理矢理忘れて
生活するなんて人生は、あたしはまっぴらごめんだし…
あたしはその覚悟をして来た!!

「復讐」とは、自分の運命への決着をつけるためにあるッ!


ふたを開ければ難解なのは道具。動悸は極めて単純でした。

・・・さて、「妖刀事件」ですが、確かにこれは”商業”としてみると評価は難しいですね。
特に発売近年にライアーさんは「Forest」を出していますしね。アレと比較されると厳しいモノがあるのではないかと思います。
まず、”起承転結”の”承”から物語は始まり、結末まで行く訳ですが、最後の最期まで”妖刀”のルーツと殺人鬼のキチガイの正体に関しては不明のまま。”妖刀”の設定そのものも曖昧なままでした。
このあたりは商業作品では結構、ダメな要素ではないかと思います。
あとは時代とのソリの合わなさですかね。ヒロインは結果的にEDありは3人で4EDでサブヒロイン1名って構成でしたが、ヒロイン1を除いて全員”非処女”です。暴行、普通に経験したなどの違いはありますが、人妻でもヒロインなら処女であるべきだというイカレタ時代でもある今だと、地雷・・・なんでしょうね。
シナリオ的に分岐は少なく、テキストの変化も少ないのですが”既読”と”未読”の判定がかなり厳しいです。なので明らかに一度読んだ文でもスキップ出来なかったりします。

ただ、内容的には・・・。本編で。




物語としては面白かったです。

確かに至らない部分は多いです。殺人鬼の正体とか妖刀の正体とか結構、重要な部分が欠けていたりします。それでも一応は最期まで読ませるだけのモノがあったと思います。

2015y06m13d_194408893.jpg

発売時期である2006年をしての時勢もある程度、踏まえていたりする点や、日常の薄皮一枚向こうの”危険”とフィクションの組み合わせなんかも良いですね。

2015y06m13d_071439039.jpg

2015y06m13d_151645428.jpg

描写もかなりハードで、エロに関しては文面がCGに掛かるため、CG本来の表現を薄くさせるような使い方をしていますが、文章が官能的と言うか表現がなかなかに強烈で、精神的にくるものがあったがよかったです。
”死”に関してはどちらかというと”ドライ”で過去形に切り替わるのが素早い印象ですが、それが返って「一難去ったが問題は未解決」という感じを強めてくれています。作中の”妖刀”の正体もルーツも不明なままなので”終わるとき”も「あっ、これで解決したのか」って感じにはなりますが・・・。

2015y06m13d_195609477.jpg

2015y06m11d_215654138.jpg


2015y06m13d_194608428.jpg

不満点はこうして挙げて見ると結構な数です。でも不満点に”つまらない”というのはなかったように思います。
システム系の不満はメーカー色の一つとも取れるので突っつきにくい点ですが、”陽アクティブ時動作しない”と”一部ボイスエラーで声ナシになる”は地味にやっかいですね。近似テキスト(同台詞)で別ルートだとボイスありになるようなので単純にエラーの範囲です。

なかなかきつめの陵辱シーンとか好きな人は意外と良いのではないかと思います。特に過去回想の2シーンは結構、ハードではないかと。
1000円ならまぁ”妥当”ですかね。個人的にはリカちゃん(サブヒロイン)のルートもあってよかったんじゃないかと思います。その辺の出番が多いければもう少し加点したかったですね。

ではまた。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

D@ruma

Author:D@ruma
達磨のだるだるブログへお越しいただきありがとうございます。

「達磨の」と謳ってはいますが表記上は「D@ruma」でお願いします。
パッとしないブログではありますが、時々でも訪問いただければ嬉しいです。


気が向いたら「拍手」などお願いします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
来訪者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR