2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

発売時期の良し悪し

・・・って、結構あるんですよね。

製作期間を延ばして延ばして絵柄が時代と合わなくなってしまったのは単純にメーカーの責任だと思ってます。
後だし発表したビッグタイトルのせいで売り上げの見通しが厳しくなりそうだってのは・・・まぁ諦めが肝心ですね。

過去に一度、ビッグタイトルの直対を理由に発売延期したゲームがあったと思ったんですが・・・まぁ「待雪の花」とは無関係です。

この「待雪の花」ですが、面白いんですが発売時期がこういった”欝ゲー”の波とイマイチ合わないタイミングでの発売だったんですよね。中でも、妹と妹の友人の2人に関する√は意外とハードで見応えがありました。

2015y01m20d_093208941.jpg

この娘はこの娘でなかなかの”修羅”を心に飼っていましたし。





お家が結構裕福な仁奈ちゃんですが、なぜか主人公と同じコンビニで期間限定バイトし始めたりします。

2015y01m20d_093858466.jpg

仲が良いのは”お兄さん”の前だけのようです。

2015y01m20d_110516436.jpg

正論、厳しいっすね。世間の”実妹派”の皆さんは耳が痛くなると思います。
もちろん、葛藤を抱えつつもその道を選ぶ。そういう物語もあるんですけど、結果だけで判断しようとすると仁奈さんの言い分も・・・まぁ耳痛いですよね。俺も割と嫌いじゃないですし。

仁奈√では基本的に”妹と関係を持ってしまったお兄さん”との関係を描くことになります。
この物語のヒロインは基本的に”欲しいもの”、これは世間でいうところの”色恋沙汰”に関してはかなり”強い”です。メンタル的に。

「私の彼氏になったら”正社員”」の瞳さんも相当ですが、断ったからと言って逆恨みされるようなことはないです。(ただし、兄妹の為に尽力はしてくれなくなります。)

対して仁奈ちゃんは脅してきます。社会的信用と妹の命をガンガン脅してきます。

2015y01m20d_123006757.jpg

しかも、煽り方もかなり高レベル。
妹の制服で妹の前で仁奈と致す事を強要とか。
ただ、一つ謎が残ります。

”お兄さん”に対して仁奈がこれだけ執着する。このレベルはヤンデレと言っても良いレベルの執着だと思います(流血なし)が、これだけ執着する”理由”が謎です。
特別、運動が出来た。勉強が出来る。ハンサムである。そういう特別な描写はなかったようにも感じます。それも、普通の娘さんならまだしも、仁奈さんのお家は裕福。それも分かりやすく裕福である”病院経営”なんですよね。将来、有望な医学生やインターンよりも主人公推しな理由はなんなんですかね?
更に付け加えると仁奈√入りすると”親友”であるはずの美結に対して、かなりの嫌悪感を見せる場面が増えてきます。その辺から「美結を通してお兄さんと知り合った」というより「お兄さんと知り合う為にたまたま同級生だった美結と仲良くしていた」という風がありました。

個人的にはそこらがもう少し加筆されたら良かったんじゃないかと思います。

加筆と言えば最後にもう一点。

2015y01m20d_091304383.jpg

メインヒロインの美結。この娘にとっての主人公、つまりは”兄”は最後の身内であり自分の”命綱”そのものだと言い換えても差し支えません。しかしながら、それを差し引いても兄への想いの大きさというものが大きすぎていたような気がしました。

特に”特定の√”での美結の中の”修羅”は相当ハイレベルです。ホントに最終盤に限りの”美結の全力”ですけれど、全編通して病弱でか細い雰囲気の美結だからこその”ギャップ”がありました。

総評としては、作風のように大きな話題性もなくひっそりした販売状況ではありましたが、「SWAN SONG」の1週目のような誰も救われないような物語が好きな人には是非ともプレイして欲しいです。
発売前インタビューでも触れていますが、病気の妹は死んでしまう√があります。・・・というか、4ヒロイン5√で5EDの奇数のラストパターンがあるので断言しておくと、「死ぬ方が多い」ってのが現実です。
”死ぬパターン”の方もただただ悲しいってことはなく、どことなく”解放感”があるのは・・・介護経験とかしんどい持病持ちの家族が居る人には理解し易い現実なんですよね。

そんなこんなで全体的に重く、”曇天の冬”みたいな重苦しい現実的な物語がお好きな人は現在の価格だと2000円前後ってことをかんがみればやってみてもいいじゃないでしょうか?
なぜかエロさも充実していて、声優さんの演技の評価も高いようです。ただ、4ヒロインで30強のシーン数は多いとも少ないとも言えない微妙な数でもあるんですよね。


コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

D@ruma

Author:D@ruma
達磨のだるだるブログへお越しいただきありがとうございます。

「達磨の」と謳ってはいますが表記上は「D@ruma」でお願いします。
パッとしないブログではありますが、時々でも訪問いただければ嬉しいです。


気が向いたら「拍手」などお願いします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
来訪者数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR