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教えてあげよう・・・。僕達の「愛」の全てを・・・。

古い映画のキャッチコピーの一つからサブタイを。

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」。昨今のイケメンバンパイア(笑)の先駆けであった映画ですねw
貴族の息子であった主人公とヴァンパイアのレスタトが出会い、惹かれあい、共にヴァンパイアとして生きる道を選ぶが、ヴァンパイアと元ヒトであった部分との葛藤とホモホモしい物語。
VHS時代の作品で、当時は2大イケメン俳優って触れ込みでしたが、後にDVD化するにあたっては当時端役だった俳優さんの評価が上がり、意外な人物が居たりもしてパッケ裏の「有名俳優」が増えてたりもしますw

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自身も医学生ってこともあり、「最先端医療」の持つリスクを知っていたから取り乱すことなく、現状を確認し、改善案を模索することも、妥協点を見出すことも出来た。
それでも、それは「平気」ではなく、「慣れてしまえる」ということでもなく、歪んでしまっ五感に伴い、精神を病んでいっていた。





そんな地獄のような日常、療養生活にもある時に転機が訪れる。

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狂ってしまった世界で初めて出逢った「事故以前の世界と同じに見えるヒト」。
謎の少女「沙耶」。
彼女は病院に住み、「パパ」と呼ぶ「オウガイ教授」というヒトの縁者だと名乗った。でも、主人公はその娘がナニモノであっても「狂った世界で唯一まともにヒトとしての姿を保つ少女」であり、その存在に救われていた。

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退院を期に「沙耶」に同居を申し入れ、「沙耶」の出す条件を飲むことで2人の同居が始まる。
「沙耶」の出した条件とは「パパ(オウガイ教授)のことを探し出す」ということで、主人公はT大付属病院への定期健診を続け、大学にも通いながら「オウガイ教授」に続く情報を探しながら、「沙耶」との生活を続けることで、ギリギリ精神を保てていた。

「沙耶」も主人公に献身的に尽くしてくれて、歪んでしまった五感のせいで「沙耶」以外の全てが歪んでしまった世界で少しでも快適に過ごせるように、変わってしまった五感でもマシに感じられる部屋作りと最低限食欲を刺激する料理作りに奮闘してくれていた。

狂ってしまった世界と、どこか浮世離れした「沙耶」との生活は主人公の精神をギリギリでは保っていたけど、それはあくまで「ギリギリ日常生活に支障をきたさないレベル」。
少しずつ、歪みは伝染して、周りにも不振に思う人物が・・・。

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主人公からは「かつての友人」も「おぞましい怪物」に見えてしまう。そんな「おぞましく奇声でギリギリ会話が聞き取れる怪物」が献身的になってくれても、想いを告げてくれても嫌悪感しか沸いて来ない。
非情な対応で「かつて友人であったナニカ」をあしらい、「沙耶」との生活を続ける日々。

ある日、「沙耶」から「プレゼント」を渡される。

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「かつて友人であったおぞましいナニカ」を「改造」したモノ。それが「プレゼント」だった。
それは「かつての友人」の姿ではありながらも、畜生程度の自我しか持ち合わせないほど壊れた状態。
それを「家族」や「友人」の代替品として用意されていた。

ヒトの感性では「およそまともではない」発想で、その思考自体も歪んではいたが「沙耶」の想いは無邪気で真摯でもあり、戸惑いながらもソレを受け入れてしまう主人公も「ギリギリ」をいつの間にか踏み越えていた。

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観てないけど、「クロコダイルの涙」って映画も「狂気の愛」を描いていると聞きます。多分、「沙耶の唄」はそういう系。
「クロコダイルの涙」は「愛した人を食べなければ死んでしまう主人公」の物語でしたが、「愛の究極形」は「ある種の自己犠牲」だと思うんですよね。
「好きな人の為に何かを我慢する」
「自分のお金で相手への奉仕(プレゼント)をする」
「窮地(等)で自分の食料を相手に分け与える」
とかね。

「沙耶」の自己犠牲は、薄々察してきている主人公に「事故以前の元の生活を望むか否か」を委ねること。

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ここからエンディングへの分岐があります。

全体的に短かったですが、流石に面白かったです。
「エロ不要」の声も多いですが、シナリオ的に邪魔をしていない感じだし、これはこれで。
レベル的に言えば「スピーシーズ」とかの「種の繁栄を種としたSEX」や「王道ラブコメの普通の濡れ場」のより、ちょっとエロ寄り。そんな程度なので、要不要を議論するほどではなかったように感じます。

一応、次回で「沙耶」はラスト。ってことで。


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