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このゲームの戦犯はたぶん、こいつ。
一応、位置付け的には”正義の味方”のはずなんだけどなぁ。
このゲームのヒロインのポジションを別作品に例えると「瀬戸の花嫁」なら燦ちゃん、ルナちゃん、マキ、マワリ。で、この子はマワリの位置付け・・・のはずなんだけどなぁ。
８９３モノってことで”仁義”だの”筋”だの”落とし前”だのちょっと古臭い、かび臭いような言葉が飛び交いつつも”魔法少女”なエッセンスでライトに楽しめる娯楽作品になっているかと期待していたんですが・・・。
ちょっと残念な感じでした。
ところどころのセンスは良いと思うんだけどなぁ・・・・。
困ってたお年寄りを助けたら、そのお年寄りのお孫さんが大学で気になってた”あの娘”で、なんだか話すキッカケが出来ました。
なんか、少し憧れるシチュエーションです。こういうのって憧れませんかね？俺は結構憧れますよ。
でまぁ、ヒロインの特色として”隠れオタ”・・・というか公表してないだけで結構ハードなガチ勢な感じ。具体的には「ソロでシマ中サークル。しかも売り上げは好感触でこてファンも」って感じ。
”魔法のドス”で変身するハナちゃんに対して、怪しい喋る動物とギャラを含むその他の契約条件で”魔法少女”をしている辺りが生々しい。
惜しいのは”組に所属する魔法少女”と”マフィアに所属する魔法少女”の間に居る”魔界FBI”って肩書きの割りに”魔界マフィア”だけを敵視していたりするところでしょうか。いっそ、”魔界マフィア”とかなんとか出さずに普通に「A組 ｖｓ B組 ｖｓ 警察的な」の方が面白かったんじゃないかと思います。
まぁ素直にマフィアの幹部のイグニオスが立ち位置がおかしかったり、立ち回りにキレがなかったり、小者臭パない。
もう少し笑える路線を強めてくれたら、こういうキャラも生きたというのに。
ちなみにつばさちゃんはメイド喫茶でバイトしてたりと意外とエロ方面への期待もあったんですが、やや不完全燃焼です。
アングルとか構図？その辺は結構いいんですけどね。
あと、１シーン辺りのエロはやや濃い目。シーン数自体はヒロイン毎に差がありますが、尺はどれも短くはないってくらいの長さはあります。
それと、こういった”魔法少女モノ”の不文律の一つでもある「変身の前後の体型の変化」に関することは上手く使ってくれてました。
つばさ自体は巨乳キャラって位置付けなんですが「今日は貧乳の良さを知って貰います。変身！」って流れは良かったです。
個人的にも特撮系、特にいうなら「仮面ライダー」とかは好きなんで”ｱﾂい展開”は大好物なんですが・・・。
この”白バラ乙女”の演出は好きですね。
こういう「過去のヒーロー訳あって参上！」はすげー好きです。一応、エロゲでなら「中の人などいない！」の「伝説のヒーロー、エンジン復活」の流れは最強だと思います。
今でもあのシーンは泣かせるモノがあると思います。
単純に、こういうゲームの評価の一つに”プレイ順”が影響することがままあります。
俺は先に「中の人などいない！」や「装甲悪鬼村正」のように強烈で凶悪なほどの良作、名作をやっていたのは評価の低さに影響しています。
その辺を差し引いてもつばさとフィオーレの√は無理にこのゲームでなくても出来たような気がします。
残りのハナ√に期待しとくしましょう。
